これが逆境だ!

http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/hs/news/20080416-OHT1T00045.htm

 熊谷公園球場で15日に行われた高校野球春季埼玉県大会北部地区予選1回戦、進修館―川本戦で、川本が0―66の2回裏1死から試合を放棄する出来事があった。試合は規定により、進修館が9―0で勝利した。けがなどによる部員不足での試合放棄の例があるが、申し出による試合放棄は極めて異例の事態だ。


 川本は先発投手を含む2人が正式部員で、他部からの助っ人を集めて今大会に出場。初回に26失点、2回は1死までに40失点していた。先発投手の球数が250を超えたため、健康上の理由から飯田貴司監督が大会本部に試合放棄を申し出た。


 飯田監督は「このペースだと4回で500球近く投げることになる。他の選手も集中力を欠くことで、けがの危険性があった」と苦渋の決断だったことを説明した。