あ、そうそう、愛人で思い出しましたが、新編を事前にだいらんどと予想してたら見事に当たりでした本当に、とか書いたらだいらんどで検索してきた痕が。
だいらんどはOURSで連載してたがあさんの傑作ですが、この作者は死の物語を描くのが上手くて、「背後霊24時」「だいらんど」と、普通の雑誌ではまず載らないテーマの傑作がOURSで出ている(絶版だから出ていた、か?)のですよ。

で、田中ユタカもやっぱり死の物語が好きで、愛人、ミミア姫と言う代表的な「幸福な死へたどり着くための物語」があるのですが。
(ミミア姫も直接は描いてないけど、不死の世界から旅立つ=死ぬための旅、という暗喩になってる)
コミック、という体裁ですが、コミック・絵本・短文、という表現を駆使したある意味トンデモなく反則で、漫画の一つの到達点、と言ってもいい作品ですよ。