ウイスキー

 クライヌリッシュのボトルが空きかけなのですが、丸本に行ったらオフィシャル14yの定価が6,000円に上がってて、もうちょっと頑張ればボトラーズも買えちゃうよねこれ、と思ってオフィシャル買うのを保留にして尼でボトラーズも幾つか探していたのですが、改めてオフィシャル14yを飲むと変に振れていないブーケの様な香りはやっぱりど安定で良いわ、ということでホームバーにはオフィシャル14yを置いておいてボトラーズ物はバーで行く感じで、ええ。
 本当はオフィシャルのカスク(カスクストレングス)を追加で置きたい処ですが、オフィシャルのカスクは現行で出荷されていないからオールドボトルになって、どこかのストックから何時出てくるか判らない&出ても時価なのでコネがないとなかなか手に入れるアテがなくてね。


 クライヌリッシュの場合、ボトラーズ物も珍しくカスク(シングルカスク)だけでなくオリジナルブレンドに加水して46度まで落としたボトルも色々出ていますからな。
 値段的に手を出しやすいのがシグナトリーのブレンド物で、1.5マソを切る価格帯から手に入りますが、以前に飲んだシグナトリーのクライヌリッシュが今ひとつだったので、手を出しにくいのが正直。
 とは言え、同じボトラーでもリリースが違えば全く味が変わるのが普通なので、当たり外れが混在するくじ引きなのですが。

#「ハズレも味だ」と言えれば良いのですが、1.5~2.0マソから出したボトルが合わないと流石にヘコむしね。キングスバリーの1995クライヌリッシュをバーで飲んだときに良い感じだったので、買うとするとここら辺りかな。尼にも現実的な金額で出ているし。

 クライヌリッシュは華やかでフローラルなのが魅力ですが、ドライで儚いフィニッシュなので、先にしっかりフルーティ(or ピーティ)なのを飲んだ後の2杯目以降として飲んでしまうと印象に残らないのですな。カスクの56度でも、綿飴を食べているような驚く程軽い銘柄なので。
 なので、バーでオーダするとしてもお勧めは口開けかウイスキーの一杯目で、締めには向きません。
 逆に、初見のお店でコレを最初にオーダーするとバーテンダーの目の色が変わるので、ハッタリ効かせたい場合は試してみるのも良いかも知れません。まぁ、相手はプロなので経験値の大小はすぐバレるからハッタリは程ほどにですがw

#お勧め銘柄とか初心者向け銘柄の話題では殆ど名前が上がらないけど、ショットバーやオーセンティックな店では大抵置いてあるボトルです。その辺から立ち位置を察して下さい
#入門編の一本にもお勧めですが、オンリーワンな銘柄なので派生先がありません(行ってもオールドプルトニーでおしまい)。なので、世界を広げるには他の蒸留所に行かないとイカんのが、難点と言えば難点