白州蒸留所ツアー

さて、白州蒸留所見学ツアー「THE STORY OF HAKUSHU」ですよ。
実は4月にも予約してたのですが当日ドタキャン。その後5月~は開催なかったので幻のツアーか、と思ってたら9月から復活してたので10月分の予約が開始になったと同時に申し込んだシロモノ。
サントリーの蒸留所見学、今は山崎蒸留所のツアーは文字通り「瞬殺」ですが*1、白州はわりと余裕あり。と言っても、休日のツアーで良い時間帯押さえるなら一ヶ月前でギリギリですが。早い時間帯はシャトルバスがないし、遅い時間帯はツアーが終わる頃にはBAR白州やホワイトテラスが閉店しちゃうので飲み目的では選択肢に入らない、とアレなので。

他のツアーと同じく博物館に集合なんですが、前の1000円のツアーは集合場所で少し映像を見たらすぐに工場に入る行程でしたがSTORYの方はまず座学と言うことで、一般の見学では入れない白州蒸留所の初代蒸留塔を改装したビジネス向け会議室に案内されてそこで長めの映像と天然水の振る舞いがあり、そこから製造工程に移動。


一般ツアーでは「ウイスキーってなにから出来ているか知っていますか?」、レベルの解説ですが、さすがにこっちのツアーではリピータ前提なのか初心者レベルはすっ飛ばしてより製造の細かい話の解説です。


工場入り口ではおなじみ原料の展示。


展示からさらに入るといきなり工場内部。仕込み用のポットは実は1機だけ。


そこから醸造用の木製桶に移すのですがこっちはかなりの数。


その後現役のスティルポット(人はいるけど蒸留作業はお休み)を見たら、貯蔵庫に移動。

白州では一番手前の180l樽のみでニューポットを貯蔵して、奥のサイズのはフィニッシュだけに使う(?)とか、


で、貯蔵庫を見たら試飲タイムですが、なんと一般ツアーで使うショップとBAR白州が入っている建物でなく、プライベートの会議室の方で試飲会ですよ。

初代ポットスチル。


名前忘れた。ニューポットが出てくる場所。

THE STORYは2,000円のツアーですが、試飲には一般ツアーの乾き物セットでなく生の折り詰めセットがつきますよ。

このセット、ホワイトテラスの料理長がメニューを作ったらしいのですが、レストランでオーダーしたら800円くらいは取られるシロモノ。
コレに白州ハイボールが1杯とテイスティング用の原酒が15ml×3つくので、ウイスキーと料理の原価だけで2,000円の元は取れます。コレにスタッフが2名付くので、ツアー料金としては白州側が完全に赤字ですやん。



折り詰めとハイボールがあるので、試飲時間は一般ツアーの倍になる50分。それでも、話を聞きながらつまんでいるとあっと言う間に解散時間になってしまう密度。
こりゃ確かに、週末のみ1日1回40名程度でしか開催できんわけだわ。一般ツアーとSTORYどっち参加するか、と言ったら絶対STORYの方が満足度高いですから1択ですよ。

*1:STORY OF YAMAZAKIはOHPの予約開始から15分で満席とか。