不人気と名高いRyzen 5 3600Xですが、年末年始でやけに売れてたみたいでなんかあったのか、と思ったらAMDがCPU/GPU購入でsteamのゲームプレゼントとかやってたのですな。
 対象CPUは、3950X/3900X/3800X/3700X/3600X/2700X/2700。うん、なんか一つ足りないねw


 3600と3600Xとの価格差が50ドル。日尼での価格差が6,000円。価格が+25%なのに性能は+3%程度なので、スペック差を鑑みると3600Xを選ぶ理由はありませんが、ゲーム1本が付属した場合の差額になると3600Xの方が割安になる、かな。
 他にも、3800Xや3600Xにちょっと前のB450 or X470 M/Bをセットにして実質M/Bタダ、みたいな 抱き合わせ セット割引も実店舗ではちょいちょいあるみたいなので、そういう在庫処分品を狙えば3600並のコスパで買うことはできます。と言うかどんだけ余ってるんだよ、この不人気兄弟はw
 3600XはTDP95WなのでTDP65Wの3600より+30Wも喰う、と思われてますが実は自動OCパラメータ設定のせいでブースト時の電力消費は4W位しか差が無かったりします。3600はPPT88Wでブースト時もほぼ88Wで回りますが、リテールクーラがTDP65W相当なのでブーストを長時間かけ続けると冷却が追いつかなくなってブースト低下する可能性があるけど、3600XのクーラはTDP95W対応なので92Wでの長時間ブーストに耐えられる、んですがそういう用途に使う人は差額より安い虎徹IIを組めば良い話なので、付属クーラのためだけに3600Xを選ぶ意味もないですわん。

#実際には、M/Bの設定でよっぽどPWMの回転数をケチらない限り、3600のリテールクーラでもブースト低下するまで温度上がりきることはまずないですケド。その代わり、小型ファンが2,500rpmの全開で回るのでフルロード時の回転音と風切り音はそれなりですが。

 浮いていたSATA SSD 500Gbyteですが、StoreMIの話を書いていて思いだしたけどTierを解除したり再構築する時に一時的にドライブが切り離されて再接続されるんですが、UserDataフォルダもその中に含まれててタイミングが悪いとUserDataを見失って不具合が起こる、可能性があるので、SSDを固定ドライブで増設してUserData周りの置き場に使うのがベストなんじゃなイカ
 さすがにsteamのデータ置き場を移すと500Gbyteなんてあっという間に使い果たすんで、それ以外のUserData(含むOneDrive)をSSDに移動すれば、Tierが飛んだとしても少なくともOSの起動とログインまでは逝けてこの先生きのこるかと。


 UserDataってそんな巨大じゃないので最初からシステムドライブのNVMe SSDに置いておければ良いのですが、コレ組んだときはNVMe SSDってまだ高くて512Gbyteすら躊躇する値段、コスパのスイートスポットが256GbyteでUserDataを倉庫に移動する前提で買うのがせいぜいでしたからな。
 今でも、SATA SSDが爆値下がりしているのに比べて、NVMe SSDTLCフルスペック(シーケンシャル 3500MB/s)は値段下がってないですからな。コスパのスイートスポットが512Gbyteになったとは言え、NVMeのシステムドライブを256→512Gbyteに交換するのと同じ予算でSATA SSDの1Tbyteを増設してさらにおつりがくるので‥‥
 替わりに、TLCハーフスペック(シーケンシャル 1700MB/s)でランダム性能が同等近くのモデルが出てきてますが、増設ならともかくリプレースでスペック下げるのもう~んと言う感じですよ。