昨日のカッコイイってなんだろうの件ですが、え〜と、大塚さんの刀の持ち方は正しいんですがZ君は間違ってます。
ついでに、拳銃は1ページ2枚目の写真が正しい持ち方です。ちょっと左手中指が下がっているのが難点ですが‥‥
と言う訳で、刀を使う場合の作法を幾つか。
(ちなみに、所謂江戸時代からの大小太刀の話しデス。戦国時代の野太刀・馬手指については、え〜、クレヨンしんちゃんアッパレ!戦国大合戦を見て下さい)
- 帯刀
- 帯は腰の後ろから巻き始め、前に回しもう一度後に通したら前で結びます。帯が二重になるので、外側と内側の帯の間に小太刀を挿し、その後内側と着物の間に大太刀を差し込みます。
- そのままだと、引っ張られたりして抜け落ちる可能性があるので、下げ紐で鞘を帯にくくります。下げ紐は武士のファッションセンスの見せ所ですので、地方の名産紐を使ったり所謂ストラップやらマスコットを付けてたりします。また、薩摩・長州などでは独自の複雑な結び方があったらしく、下げ紐を見ただけで同志が判る様になっていたとか‥‥
- 家の中では
- 家の中で大太刀を腰にぶらぶら下げてると非常に邪魔ですし、なにより相手に対して敵意丸出しという意味になりますので、土間に上がった時点で大太刀の下げ紐を外して左手で鞘ごと抜いて必ず右手に持ちます。左手に持つのはいけませんヨ。人の家に左手に持って上がり込んだらいきなり切捨てられても文句は言えません。
- 家の中で座る時は、右手に持ったまま座り、そのまま右足の右脇に鍔部分を膝より前に出す様に置きます。それでは狭い場合は、自分の前に柄を左側に向けて置きます。ちなみに、時代劇で飯屋に帯刀したまま椅子に座っている武士がいますが、実際にはありえません。必ず座敷に座って下さい。峠の茶屋も同じです。
- お暇する時は、土間まで右手に持ったまま出て、そこで帯に挿し下げ紐を括ります。お家の一大事でない限り武士は慌てなくて良いので、雑談でもしながらのんびり結んでください。
- 抜刀・納刀
- 切捨て御免について
- え〜、たまにナニな書籍では勘違いしてますが、切捨て御免はあくまで武士対武士の話ですよ。丸腰の町人を切捨てる様な事があれば本人は切腹モノです、ええ。