あ、ウリのスクロールはリングじゃなくて玉のひねり。

リングに比べるとトータルで設定を調整してもスクロール速度は遅いです。ブラウザのスクロールが一番遅いのでそれに合わせて加速しようとすると、エディタが「スクロール」じゃなくて「ページ送り」って勢いでぶっとぶのでスクロール行数は押さえておきたいココロですが、そうするとどうしてもリング回転より遅いひねり動作ではM705tのフリーホイール並の速度は出せません。
#エディタ側でスクロール速度を1ノッチ1行より遅く、「3ノッチ1行」とか設定できればいいのですが、さすがに1ノッチ1行が一番遅い設定‥‥


ちなみに、ワシは右置きでスクロールリングを右手薬指で回しますが、ひねり操作もほぼ同じ感覚です。違うのは、リングの場合は玉に関しては全く意識しないけど、スクロールひねりの場合は人差し指で玉の軸を固定する必要があるということ。
と言っても、このひねり動作って大玉トラックボール使っている人は自然にできるので、思ってたよりコンパチな操作感です。
#思わずスクロールリングを回そうとして空ぶる、と思ったらそのままひねりスクロールに移行できる位にはコンパチブル。


あ、物理的には3点支持のルビー球しかないのにノッチ感があるというレビューでどういう仕組みなのか、と思ってたら、センサの解析回路でひねり動作と判断したらトラボ本体にあるスピーカからノッチ音を出しているだけでしたとw
物理的なひっかかりは無いのですが、音だけカチカチ鳴らされると本当に指先に抵抗があるように感じるのは、人間センサのいい加減さというか、心理トリックを利用したギミックの巧さと言うか。
#ゆっくりひねれば間隔が広く、すばやくひねると狭い間隔で鳴るし、結構な速度でも間引せずにリズム良く「チチチチチ」と追従するので、物理的な手応えがなくても気持ちいい。ヘタすると物理的なスイッチがあっても気持ちが良くない下クリック左右より気持ちいいんじゃなイカという勢いです。
#ぶっちゃけ使い勝手から言えばリングの方が高速側の限界域が高くて便利だけど、ノッチ音による不思議な気持ちよさはこっちの方が上かな。


Expert Mouse7もSlimBladeも1.2マソ。確かに薄いのはスタイリッシュなんですが、感性デバイスであるトラックボールで「左クリックが気持ち悪い」というフィーリングに影響する部分にマイナス点があるのは、う〜ん、ちょっと失敗かもしれません。