ちょっと思い立って、スズキのお店でアルトの試乗ですよ。
アルトワークス
アルトワークス 4WD 5MT。
シフトストロークがかなりショートでスコスコ入る。クラッチペダルはちょい重めで、強化クラッチが入っているような位置で繋がるので、馴れないうちは発進でエラいアクセル煽ることになりますが、MTスポーツではいつものことです(謎)
パワーは‥‥、700kg台の車重ってのを加味しても、大人の男2人乗せてるとは思えないトンデモない加速をします。走行時間の90%以上を占めるであろう公道下道なら、下手なリッター車よりパワフルですよ。
足回り、タイヤ、ブレーキなんかの運動性能も良いし、それこそフル規格のサーキット走らない限りは下道・高速・ミニサーキットどこ持っていっても不足はないだろうと思いますよ。
純正がPOTENZA RE003の15インチ。ミニサを視野に入れるなら、納品時にブレーキパッド前後とNEOVAを入れたくはなりますが、逆に言えばそんだけでサーキットまで走れる地力がありそうです、ええ。
アルトRSターボ
アルトRSターボ 2WD 5AGS。
このグレードに5MTがあれば一択なんですが、5AGSのみデス。
まぁ実際に乗ってみると、駆動系の接続の良さはまさにMTで、シフトワークも人間がやるよりEUCの方がずっと効率よくやってくれるので、クラッチペダルは浪漫の時代になってしまったのだなぁ、というのは実感出来ますが‥‥
オートシフトモードでもパドルシフトの操作でシフトダウンできるし、そのまましばらくするとオートシフトに復帰。CVTみたいにシフトノブまで手を伸ばさなくてもエンジンブレーキが使える上に、ブリッピングまでそれっぽくやってくれるので雰囲気も出ます。
ただ、1速がローギアードなので、停止時に手動で1速まで落とそうとすると低速でも結構な勢いでブリッピングしてくれて悪目立ちするのが難点ですかw
オートモードでもマニュアルモードでも、停止時は手動で2速まで落として後はEUCに任せるって感じかな。
マニュアルモードでも、2速のまま停止すれば自動でクラッチ切って1速まで落としてくれるので、レーシングカーの様に自分でNの管理はいらないです。当然エンストもしません。
CVTみたいにアクセル踏みっぱなしで変速させると変速ショックはありますが、MTだと思ってちゃんとアクセル抜いてから変速すればクラッチペダルより遥かに変速ショックは少ないです。ただし、オートモードでのシフトアップにはインジケータがないので、どこでアクセル抜くかは「カン」で把握する必要がありますがww
タイヤはワークスと同じRE003。ブレーキキャリパーは純正。
足回りは、標準車よりもスポーツ方向ですが、ワークスよりはマイルドという調整。ちなみにバネとショックはKYB。フロントの外装に樹脂パーツを多用していて、ターボユニットでフロント重量が増えているのを打ち消しているので、FF車特有のフロントヘビーさは感じなかったね。
と言うか、軽なのでエンジンがちっこいわ。マーチのエンジンルームはギッチギチでヘッドライトの球替えるにも手が入らなくて四苦八苦なんだけど、ワークスもRSターボも、ターボユニット入っているのにエンジンルームに余裕がありますよ。
ワークスもRSターボも、あの価格でアルトのメーカオプション「全部入り」みたいな仕様なので、追加OPとしてはバックカメラとオーディオとマットくらいを考えればよしです。それでいて、ベース車との差額がアレなので、めちゃめちゃお得ですわ。
あ、RSターボは純正でミラーが赤なので、ソレが気に入らないならボディ色のミラーガーニッシュに交換可能。ローンに入れちゃえば誤差みたいな金額なのでまぁいいかな。